WordPressを構成するPHPの編集をする際は、functions.phpというWordPress本体を構成するファイルを編集しますが、コードを書き損ねたりすると最悪の場合、サイトが表示されなくなるという危険をはらんでいます。(→関連記事)
そこで、この記事では、WordPressのfunctions.phpファイルに触れる代わりに、PHPコード格納用のプラグインを自作してリスクを回避しながらPHPを利用する方法を紹介します。
functions.phpを編集するのとプラグインを利用する主な違いは、コードの変更を直接行うか、プラグインの管理画面から設定するかの違いです。functions.phpに直接コードを追加することで、サイトの機能拡張やカスタマイズが可能です。一方、プラグインは、専用の管理画面から簡単に機能を追加・設定できます。
今回実施すること
プラグイン用のフォルダ(ディレクトリ)を新規作成する
ローカル環境でファイル格納用のファルダを作成します。フォルダ名は自由です。
筆者の環境ではフォルダ名を「self_made_plugin」として作成しました。
プラグイン用の定義PHPファイルを新規作成する
作成したフォルダの中にプラグイン情報を書いたPHPファイルを作成します。
▼PHPファイルに記述するコード
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<?php /* * Plugin Name: プラグインの名前 * Plugin URI: プラグインの説明や配布しているページのURL * Description: プラグインの説明 * Version: プラグインのバージョン * Author: 開発者名 * Author URI: 開発者のサイトURL * License: ライセンス * License URI: ライセンスの記載があるページのURL * Text Domain: 国際化するためのTEXTドメイン名 * Domain Path:国際化するための翻訳ファイルのパス */ /* bodyタグの直前にcopyrightを表示 */ function custom_footer_copyright() { echo '<p>Copyright © ' . date('Y') . ' 「礼」の~IT人材を目指して~</p>'; } add_action( 'wp_footer', 'custom_footer_copyright' ); |
前半の/*~*/までが、プラグイン情報です。その後にPHPコードを記述します。今回の例では、bodyタグの直前にcopyrightを表示する処理を記述しました。(この記事で一度紹介しています→関連記事)
そして、ファイル名を「test_plugin.php」として保存。(ファイル名は自由です)
プラグインをアップロードする
次のいずれかの方法によりアップロードします。
- FTPでサーバーのディレクトリに直接アップロード(筆者の環境では、『/public_html/newrongo55.hopto.org/wp-content/plugins/』です)
- 作成したプラグインフォルダをZIPファイルに圧縮し、『プラグイン > 新規プラグインを追加 > プラグインのアップロード』
プラグインを有効化する
アップロードしたプラグインを有効化します。
今回は、PHPファイルに書いたプラグイン情報に「Plugin Name: プラグインの名前」としましたので、「プラグインの名前」が、プラグインの名前として表示されています。
その下の「有効化」をクリックして有効化します。

これでプラグインを有効化できました
まとめ
以前と同様にこのように表示されました。
![]()
今回は、コード格納用のプラグインの自作に挑戦しました。
これからWordPressでWEBサイトを立ち上げる方の参考になれば嬉しいです。
参考

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