はじめに
現在、WordPressでWEBサイト構築の勉強をしています。
このサイト自体をWordPressで作成し、勉強の実験台にしています。
そして、勉強の進捗があればその都度、このサイトで、報告しているところです。
これまでの経緯と課題
無料のサーバーとドメインでWEBサイトの立ち上げを行い、WordPressを導入して、これからコンテンツの作成を始めようとしているところです。
WordPressでWEBサイトを構築するにあたって、「PHP」も併せて勉強していきたいと思います。
WordPressを構成する「PHP」
「PHP(ピーエイチピー)」は、サーバーサイドのスクリプト言語で、WebサイトやWebアプリケーションの動的なコンテンツ生成に広く使われています。特に、データベースと連携しやすいことから、Web開発の基礎言語として重要視されています。
WordPressは、この「PHP」というプログラミング言語で開発されたソフトウェアです。このソフトウェアの構造は、大きく分けて以下の4つの要素で成り立っています。
- WordPress本体
- テーマ
- プラグイン
- データベース
この4つのうち、データベース以外の3つの要素でPHPが使われています。WordPressには最初から必要なPHPファイルが備わっていますので、PHPファイルを編集しないとサイト運営ができないということはありません。
しかし、PHPの知識があればWordPressのカスタマイズができます。 PHPファイルを編集することでより自由度の高いWordPressサイトに仕上げることができます。 さらに、詳しい知識を身につけると、WordPressテーマやプラグインの作成もできるようになります。
今回実施すること
PHPファイルを編集する
WordPressはテーマごとの内容に違いがあるものの、複数のPHPによって構築されていて、実際にWordPressのファイルを開くとPHPファイルがたくさん並んでいるのは共通しています。
このPHPファイルを編集することでWordPressをカスタマイズします。
2つの編集方法
WordPressでサイトを構築している場合、次の2つの編集方法があります。
(1)テーマファイルエディターから編集
(2)FTPソフトから編集
編集の仕方を具体的にみていきます。
テーマファイルエディターから編集
- WordPressの管理画面(ダッシュボード)から直接PHPを編集できます。
- ダッシュボード左側メニュー(画面1)の「外観」→「テーマファイルエディター」と移動し、編集可能なページに移動します。
- 画面右側(画面2)から「テーマのための関数(functions.php)」を探します。
FTPソフトから編集
- FFFTP、WinSCPやFilezillaなどのFTPソフトを用いて編集できます。
- FTPソフトを起動したのちWordPressがインストールされているファイルを開きます。
- 「wp-content」、「themes」とたどっていくと、インストール済みのテーマのディレクトリが一覧できます。
- それぞれのテーマのディレクトリ内に「functions.php」があるので、編集したいテーマのものを選びます。
どちらの編集方法がおすすめか
テーマファイルエディターでおこなった編集は更新前に戻すことはできないので、最悪の場合はWebサイトや管理画面が表示されない事態になるおそれがあります。
そのため、FTPソフトを使用した編集がおすすめです。
なお、PHPで間違った記載をしてしまうとサイト表示ができなくなるなど不具合が生じる場合もありますので、必ずバックアップを取ってから実施する必要があります。
functions.phpとは
- プログラミング言語を記述するPHPファイルで、WordPressのテーマに必須のファイルのひとつです。
- テーマ独自の機能を設定するファイルのため、各テーマに必ず用意されています。
- 関数の定義や、よく使う関数を短くしたショートコード呼ばれるコードの設置、管理画面の設定などに使います。
- (例)
- 各ページに挿入する独自の表示項目
- 管理画面に挿入する独自の設定項目
- 独自のショートコード
- 独自の関数
functions.phpを編集する
functions.phpファイルは、WordPressサイトのコンテンツを管理するwp-contentフォルダの中にあります。具体的には、”wp-content/themes/テーマ名”に格納されています。
「functions.php」の編集には、注意すべきポイントがあります。実際に編集をはじめる前に、以下について確認しておいてください。
- バックアップを取る
- 余計なスペースや改行を入れない
- 編集後は必ずページをチェックする
カスタム関数を追加
WordPressサイトのフッター部分にコピーライトを表示するカスタム関数を追加してみます。functions.phpファイルを開き、一番下に次のPHPコードを追加します。
■コード■
1 2 3 4 |
function custom_footer_copyright() { echo '<p>Copyright © ' . date('Y') . ' 「礼」の~IT人材を目指して~</p>'; } add_action( 'wp_footer', 'custom_footer_copyright' ); |
- コピーライトを出力する独自のcustom_footer_copyright()関数を定義しています。
- add_action()関数で登録しています。
- フッターの処理(wp_footer)のタイミングで実行されるようにしています。
結果
このように表示されました。
さいごに
以上、今回はWordPressを構成しているPHPファイルを編集してみました。
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